【ネタバレ注意】茂木清香先生の注目作『pupa』衝撃の3巻を読んだ感想

月刊コミックアース・スターで連載されていた茂木清香(もぎ さやか)先生(@mogi_sayaka)による異色作『pupa(ピューパ)』の単行本3巻を一読してネタバレ含むあらすじや感想をまとめました。

この先を読む人はご注意ください。

3巻収録話:

  • 第15話 始まりは・・・
  • 第16話 あの日を思い出す
  • 第17話 蜜月・狂愛
  • 第18話 幸子の幸はどこにある
  • 第19話 灯蛾の二人
  • 第20話 妹虫(いもむし)
  • 第21話 踊蛹(おどりさなぎ)
  • おまけ(4コマ漫画8つ)

全7話+おまけ収録で269ページ。

3巻のあらすじ:

現(うつつ)はユウから30年前の事を聞かされます。

伊万里邸(伊万里幻十郎のアトリエ兼別邸)のある島で、子供の頃のマリアが未知の生物と出会い、それを伊万里幻十郎、現在の伊万里医神会のトップである備前先生に告げます。二体の化け物、つまり、ユウともう一体がマリア達に発見されてしまった事が始まりです。

ユウともう一体の化け物は擬態する事が可能で、同じ動物に擬態して油断している隙をついて捕食してきた事が明かされています。そして真実の姿に羽化するにはエネルギーを蓄えて深い闇に眠り幼生体からやり直す必要があり、やり直している時にマリアに見つかり実験体として解剖されたりしていた。

ここでマリアの本名が伊万里愛で、伊万里幻十郎の孫娘である事、伊万里医神会は幻十郎がマリアのために作った研究組織だという事が明らかに。

ユウはより簡単に説明するために舌を触手のように変化させ、現の耳から脳みそに接触し記憶の一部を共有します。そこでマリアがユウ達をpupaと名付け、pupaウイルスを作り出す事を提案。しかし、伊万里医神会から除名されたマリアは自分の研究対象を処分されないように、仏木(ほとき)にpupaを個人ラボに運び出させるように命じます。しかし、その時のユウは動ける状態ではなく、もう一体だけ研究所を逃げる。

長谷川幸子の元にあらわれた鬼島四郎

場面は変わり、現と夢の母・長谷川幸子が入院している病室に子供達の父・鬼島四郎が。そこに備前先生があらわれて質問・回想タイムへ。

現が生まれて間もない頃に四郎は仕事でミスって5年ほど海外へ高飛びし、帰国したらいるはずのない夢が居たという。調べても幸子に男の影はなく、ふたりはそのまま別れたが、今になってpupaの問題が発生し改めて疑問に思った。

幸子が過去を思い出し錯乱している間に備前先生がマリアと敵対していて、pupaもウイルスも危険視している事を四郎に告げる。

そして動転していて四郎を刺す幸子。

四郎に殴られて正気を取り戻した幸子は現の妹・夢の事を語りはじめる。

ある日、研究所から逃げ出したユウではないもう一体の化け物があらわれ、幸子の身体に入り込み子宮で人間の赤ちゃんに擬態して出産まで待つ事に。そして生まれたのが夢で、DNAは幸子と完全に一致している。

長谷川現が妹だと思っていた者は実の母親の皮(DNA)を被った正真正銘の化け物(pupa)だった事が明らかに。

備前先生が四郎に取引を持ちかけている。

怪物から再び人間の姿に戻った夢

伊万里邸の島に化け物の姿で戻ってきた夢は妹としての記憶がなく、お腹が空いている状態だったので現に食らいつく。現が呼びかけると、兄を慕う部分だけ記憶もしくは感情が戻った夢は化け物の姿のまま現に甘えるように。ユウ曰く、自分の事は忘れたままなのに現の事だけ思いだしたようだと。そしてユウはずっと長く一緒に居た自分よりも現の事を思いだした事に対して嫉妬する。

そして現はユウに夢の記憶を戻す方法を実行する事を望み、実行する。

夢は全ての記憶を思い出し、自分が妹じゃなかった事、人間ですら無かった事を認識し絶望しますが、現のずっと兄妹だという言葉で人間の意識と身体を維持する事に成功する。

ユウの身体の限界と現の新たな症状

疲れて眠っている夢の隣で兄妹として、pupaのペアとして話をしている現とユウ。

そこでユウの本体は今でもマリアに捕えられており、今の人間の身体はもう限界に来ていると言うと、逆にユウの身体が血しぶきを上げて倒れる。

夢が起きると裸の現がユウの身体を貪っていた。

現は襖を占めるが、苦しむ兄の声を聞いて明けて覗き見てしまう夢。

夢には蛹が踊り狂っているように見えた。

身体が熱くて堪らない現は夢に食べてもらう事を求める。

現はもうひとりの自分と夢から隣の部屋から覗かれている気持ちになっていた。そして襖は閉じられ、自分がこの時初めて決して入ってはいけない領域に足を踏み入れてしまったと感じる。

そして現は夢に満月になったらこの島を出てユウを助け出し、ユウと夢、マリアと組織も誰の目の届かないところに行こうと言います。現は自分の身体が限界に近い事を気がついていて、ユウに夢をまかせる事にした様子。

マリアが宿した生命

場面が変わり、マリアが伊万里医神会の兵を惨殺した後。

服が汚れたという事で全裸になるマリア。

仏木に長谷川兄妹の様子を聞きまだ島に居る事を知ると、「そろそろ会いに行かなくちゃね、この子達も会いたがっている。自分達のパパとママに」と言い、妊娠したお腹を露わにして3巻は終わります。

3巻を読んだ感想:

pupa3巻は正しく衝撃の巻でした。

夢がpupaウイルスに感染しても死ななかったのはpupaそのものだったからだったのですね。そして、マリアが宿した幼体のパパとママは現と夢という事なのでしょうか。いつの間にどう準備したのか想像できません。

そういえば1巻で抗pupaウイルスの薬は3日に一度飲まないと羽化してしまうという設定が書かれていたけれど、伊万里亭にきてから何日ぐらい経っているのでしょうか。少なくとも鬼島四郎が長谷川幸子の元にあらわれてから3日は過ぎています。更に満月になったらここを出ようと言っていましたが、満月になるには3日以上かかりそうな欠け具合に見えましたが……。

あとは4巻に向けて四郎と備前先生がどんな取引をしたのかも気になるところです。

※続きはこちら。
【ネタバレ注意】茂木清香先生の注目作『PUPA』クライマックスに突入した4巻を読んだ感想

【PR】pupa(1〜5巻セット) (アース・スターコミックス)

出版社: 泰文堂

そういえばTVアニメが2014年1月9日深夜から始まりますね。
3分アニメらしいですが、どうなるのでしょうか。
いっその事、おまけ4コマ漫画のノリでやった方が3分アニメらしい気がしますが。

『pupa』関連記事リスト:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です